「芸術の島で感性を磨く 出張演劇体験レッスン」に参加して
瀬戸内海に浮かぶアートの島 直島 豊島で開催された
「芸術の島で感性を磨く 出張演劇体験レッスン」に参加させて頂きました。
講師は吉本新喜劇で活躍されている俳優 佐藤太一郎さん。
キングコングの西野さんのオンラインサロン「西野亮寛エンタメ研究所」の中で演劇に興味がある人向けに行われる演劇体験レッスンの講師もされています。
私はライター、MC、声のメンテナンスセラピストといろいろ仕事をしていますが、
それぞれ定期的にこれぞという先生に付いて教えを頂いており、
表現する分野では、
総合芸術である演劇の楽しさを教えてくださる佐藤太一郎先生に親子共々惚れ込んでお世話になっております。
今回は教室内のメンバーを中心に合宿の形でレッスンが行われました。
これが凄かった！
まず、集まったメンバー。年齢も仕事もバラバラ。
中にはもともとの友人同士や朗読劇などを通じて濃い繋がりがある人達もいましたが、
2ヶ月に1回行われる演劇体験レッスンで顔を少し合わせた程度でお互い、なんとなく知ってる程度の関係。
なのに、いきなり、行きの船から、ずっと前からの仲間のようなこの感じ！
ノリは殆ど学生です！
それは、オンラインサロンや演劇、西野さんや佐藤さんが大好きという共通点があるのが大きいかもしれないです。
初日は直島でアート作品にガンガン触れました。
観たというより体感する感じです。
自然とアートが渾然一体となっているから。
子供のようにはしゃぎ、想像を超える何かに身を置くことで、価値観の枠がどんどん外れ、
日常のルーティンで枯れて行ってた感受性に潤いが戻ってきました。
地中美術館、李禹煥美術館、ベネッセハウスミュージアム。
殆どの美術館の中は写真撮影禁止され、事前に情報が少ないのですが、それが良かった。
次に何が起きるのか知らずに作品に触れるのは演劇の場面転換に似ています。
一歩中に入った途端、その世界感に包まれて、みんな感動。
インスパイアされて色んな物語が見えてきます。
教会、舞台、お墓、宇宙空間、スクリーンの中、現在過去未来、お母さんのお腹の中。
美術館以外では、想い想いに過ごし、ふざけたり笑ったり歌ったり、写真撮ったり、ポケモン集めたり、の私達ですが、いざ作品に触れたり、美しい自然の中に身を置く、
全員がただ、ただ、言葉ではない状態になっていました。
まさにマインドフルネス。
感性が刺激されると写真もアートになっていきます。
明らかにモネの睡蓮意識してます。
李禹煥美術館。
ベネッセハウスミュージアム
私は以前書いた旅行記
で、「家族や仲間とただただ美しい景色を観る時間を共有する」ことが私にとって人生を幸せにするコンセプトであり目標だとアートセラピーで気付いたと書いていますが、この日も同じコンセプトを持ったメンバーが集まっていたのです。
この絵は未来予知していたのか？それとも引き寄せの法則か、予祝か…
お芝居の稽古もちゃんとしています。このオブジェでワンシーンを即興で。
台本を使った練習もしっかりと。
会社やサークルも絶対、上下関係がありますが、ここでは、全く、利害関係も色恋沙汰も何にもなくフラット。子どものようにふざけながら、大人として気も使えるメンバーで宴会し、銭湯に行き、深夜の海を見に行きました。
まさか、この歳になって、母でも妻でもなく1人の人間として、こんな楽しい合宿に参加できるとは夢にも思わなかった。
翌日は豊島へ渡り、やはり美術館巡りながら、ところどころで演劇レッスン。
太一郎師匠さすが！全身で何かを表現中！
豊島美術館はご存知の方も多いでしょうが、
ご存知ない方は、調べずに行って欲しい。
周囲の環境も含めて大きな大きな作品です。
あっという間に帰る時間に
帰ってきてからこんな詩が書けました。
今回の旅から生まれた、30年ぶりに書いた詩です。
↓↓↓
例えば
子供が感性を磨くことに違和感がないのに
自分に関しては、磨く理由が欲しくなる
傷付くことの多い社会で
しまい込んだ私の感性
やならければならないことだらけの
日常の繰り返しで
気がつくと
埃をかぶっていた
だから
思い切って旅に出た
自分の中の自由が起き出してくる
自然にふれる 絵にふれる
自分の中の感じる力が目を覚ます
感じるってこんなに嬉しい
本気で遊ぶってこんなに楽しい
気がつくと
自分にはめた手錠が
外れている
「いいんだ、
もっと自由でいい
私の才能を解き放て！」
まぶたを開けると
そこは
新しい世界が広がっている
例えば
家族が旅に行くときは
普通に送り出すのに
私は旅に出るのに理由がいる
家族の笑顔を守るために
自分の時間やしたいことはあと回し
やならければならないことだらけの
日常の繰り返しで
私の笑顔が消えていた
だから
思い切って旅に出た
自分の中の自由が起き出してくる
初めてあった私を知らない人
二度と会わない人と
同じ時間、同じ空間を過ごす
ヘンテコなオブジェ ヘンテコな仲間
私のヘンテコが目を覚ます
気がつくと
自分にはめた手錠が
外れている
「いいんだ、
もっと自由でいい
私のヘンテコを解き放て！」
携帯に送られてきた
写真を見ると
そこには
笑っている私がいる
さあ、家族の元へ帰ろう
新しい未来をデザインするために
さあ、仕事を始めよう
私を待ってる人に会うために
皆さまも演劇体験レッスン是非！
気持ちよく送り出してくれた家族にも感謝します。
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